家族がもめないように相続のプランをきちんと練っておきたいけど、遺言書を書くのはなんだか気が引ける・・・
というお悩みをお持ちではないですか?
そんな時に、財産の相続や分割を円滑に進めるため「家族信託」を活用される方が増えてきています。
「家族信託」ってどんな仕組み?
本当にうまくいくの?
そんな方から良くいただくご質問に、プロの目線からご回答いたします!
不動産相続のプロが答える!家族信託事例のQ&A
- 家族信託とはなに?
- 遺産を持つ方が、自分の老後や介護などに必要な資金の管理・給付を行う際、保有する不動産や預貯金などを信頼できる家族に託し、管理・処分を任せる為の財産管理のことです。
家族信託は、後継人制度では対応することのできなかった、判断能力が低下した後でも積極的に資産運用がしたい場合や、相続税対策として生前贈与を継続していきたい場合に有効な制度です。
- 家族信託のメリットはなに?
- 家族信託のメリットとしてまずあげられるのが、自由かつ柔軟な設定が可能であることです。
家族信託と類似した財産管理方法に成年後見制度がありますが、負担と制約が多いというデメリットがあります。
家族信託なら贈与や投資も含め、委託者と受益者の間で自由に決めることができます。
認知症などによって本人の意思判断能力が低下すると、財産が凍結され、財産の管理や処分ができなくなってしまう恐れがありますが、前もって家族信託を設定しておけば、いざという時も本人の意思が反映され、財産に関する将来的な心配を取り除くことができます。
デメリットとして、受託者の選任によって揉める可能性があるので慎重に行う必要があります。
- 家族信託はどうやって手続きするのですか?
- 委託者と受託者で内容を決定し、契約書を作成することで信託契約が成立します。その後、受託者による財産管理のスタートとなります。
契約書はご自身で作成することも可能ですが、各家族によって置かれた状況や解決すべき問題が異なること、あるいは、不備があると契約全体が無効になったり、契約の履行が不可能に陥ったりすることから、できるだけ専門家にご相談下さい。
病気のリスクに備えて家族信託を活用しましょう!
家族信託が注目され始めた最も大きな理由は、超高齢社会に見られる日本の長寿化による相続対策だけではなく、病気のリスクにも備える必要が出てきたことによります。
問題が顕在化してしまった後では、家族信託を利用できなくなってしまうかもしれません。
もし、家族信託を利用するメリットを少しでも感じられたのであれば、すぐにでもご家族の中でご相談いただき、実際に家族信託を利用することを検討されてみてはいかかでしょうか?
詳しくお知りになりたい方は、お気軽にご相談下さい。