2021/09/14
アスベストの問題は、大きな建築物だけでなく、
皆さんがお持ちの「一般住宅」にも大きく関わってきています。
現在の規制では、一般住宅でも、延床面積が80平方メートル以上の建物であれば、
解体工事前にアスベストの調査と届け出が必要となり、
解体工事にも、アスベストを除去するための特別な工法を用いなければなりません。
これはつまり、
解体工事費が今までよりも高く付く可能性があるということです。
「自分の家は、アスベスト施工などしていない」
という方もいらっしゃると思いますが、
直接アスベストを使った覚えがなくても、
建材や塗装の材料の中にアスベストが含まれているものもあり、
日本でのアスベスト使用のピーク1970~90年代に建てられた建物の場合、
特に注意が必要です。
このように、解体における規制は、
環境問題の観点から今後益々厳しくなっていき、
不要な建物を処分するためのコストも上がっていきます。
空き家には持っているだけでも様々なリスクがありますが、
今後は処分するためのリスクも高まっていきます。
早い時点で、リスク回避を含めた処分を
専門家に相談してはいかがでしょうか。